
「ご利益が3倍」と言われる理由
四国遍路では、1番札所から順に巡る「順打ち」が一般的です。
しかし、反時計回りに88番札所から1番へと巡る「逆打ち」は、道案内の看板が見づらく、道に迷いやすいなど、非常に難易度が高いとされています。
その険しい道のりを乗り越えることから、「逆打ちは順打ちの3倍のご利益(功徳)がある」と信じられています。

閏年と「衛門三郎(えもんさぶろう)」の伝説
なぜ「閏年」に逆打ちをするようになったのかは、お遍路の始祖とされる衛門三郎の伝説に由来します。
【衛門三郎の伝説】
平安時代、過ちを犯した衛門三郎は、弘法大師(空海)に謝罪するためにお遍路を始めました。しかし、順打ちで20回巡っても弘法大師に会うことができません。
そこで、意を決して**「逆打ち」で巡ったところ、閏年にようやく弘法大師に出会うことができた**と言われています。
この伝説から、「閏年に逆打ちをすると、巡礼中の弘法大師に巡り逢える(=ご利益が授かれる)」という特別な風習が生まれました。
2024年は、単なる閏年というだけでなく、「弘法大師御誕生1250年」という大きな節目の記念期間でもありました。



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