この日は、「一日一斉おもてなし遍路道ウォーク」の日!
例年2月下旬に開催されているイベントで、参加者が実際に遍路道を歩きながら、道の安全点検やゴミ拾いを行います。
「危ないところはないかな?」
「案内看板はちゃんと読めるかな?」
「ゴミは落ちていないかな?」
そんなところにも目を向けながら歩き、遍路道の美化や安全につなげていく取り組みです。
参加するときは、あらかじめ決められているルートの中から、自分が歩きたいルートを選んで申し込みます。
私たちが選んだのは、
「道の駅 田野駅屋 → 神峯寺 → 唐浜駅」ルート!
私が参加したときは、申し込み後にイベントのタオルが郵送で届きました。
そして当日、そのタオルを私はマフラー代わりに首に巻いて参加!
2月下旬ですからね。
イベントの目印にもなるし、首元もあったかい♪
ちなみに、このイベントには遍路道を歩く参加だけでなく、お遍路さんへの「お接待」で参加する枠もあります。
歩く人だけではなく、いろいろな形で四国遍路を支えることができるイベントなんです。
車から「お仲間」発見!
「道の駅 田野駅屋」へ向かって車で移動している途中、イベントのタオルを首に巻いて歩いている人を発見!
「あっ!参加してる人だ!」
歩いている場所やルートは違っても、同じ日にいろいろな場所で遍路道を歩いている人たちがいる。
そう思うと、なんだかちょっと嬉しくなります♪
そして私たちもタオルを首に巻いて、いざ出発!
13:10 道の駅 田野駅屋 到着
13:30 神峯寺へ出発!
ここから神峯寺までは約8kmです。
15:10ごろ、27番 神峯寺(こうのみねじ)に到着!
標高は約425m。
石段の両側には美しい日本庭園が広がり、聞こえてくるのは石清水の心地よい音。
歩いてきたあとのこの景色と水の音に、気持ちまでスーッと清らかになるようでした。
参拝を終えたら、今度は唐浜駅(とうのはま)を目指して約4km歩きました。
今回のルートは、
道の駅 田野駅屋 → 神峯寺 約8km
神峯寺 → 唐浜駅 約4km
合計約12km!
唐浜駅からは電車に乗って、スタート地点へ戻ります。
16:40 道の駅 田野駅屋 到着!
無事に今回の遍路道ウォーク終了です♪
実際に点検しながら歩いてみると……
今回歩いたルートでは、特に「ここは危ない」と感じる場所はありませんでした。
ゴミ拾いもしましたが、思っていたほどゴミは多くありません。
ただ、文字が消えかかっていて読みにくくなっている案内看板がありました。
普段のお遍路なら、そのまま通り過ぎてしまいそうなことも、
「今日は遍路道を点検する」
という目的で歩いていると、いつもとは少し違った目線で見ることができます。
私自身、イベントとは関係なく歩き遍路をしていると、
「この看板、文字が消えていて読めない〜」
「ここ、ちょっと歩くの危ないかも……」
と思うことがあります。
実際、道が行き止まりになっていて、先へ進めなかったこともありました。
でも、そんなときに頭の中にあるのは、
「えっ、ここからどうする?どこを歩けばいいの?」
その場では、自分が先へ進むことに必死です。

四国一周の遍路道は、約1,400kmにも及びます。
もちろん、場所によっては地元の方々が日頃から遍路道をお手入れしてくださっているところもあります。
実際に歩いていると、きれいに整えられた道に出会うこともあり、ありがたいなぁと感じます。
それでも、約1,400kmにも及ぶ遍路道すべてを、常に確認していくのは簡単なことではありません。
だからこそ、
「今日は遍路道を点検する」
という目的を持った参加者が、それぞれのルートを実際に歩いて確認する。
このイベントには、そんな大切な役割があるんだと思います。
参加者が歩いて気づいたことは報告され、今後の遍路道の安全や整備に役立てられます。
さらに、多くの人が同じ日に遍路道を歩くことで四国遍路への関心を高め、四国遍路の世界遺産登録に向けた機運を高めることも目的のひとつです。
歩いて安全を確認する人。
ゴミを拾う人。
お接待で歩く人を迎える人。
そして、日頃から遍路道をお手入れしてくださっている地元の方々。
関わり方はそれぞれ違いますが、みんなが少しずつ四国遍路を支えています。
普段から歩き遍路をしている私にとっても、実際に参加してみて、
「これはとても意味のある取り組みだな」
と改めて感じました。
いつも歩かせてもらっている遍路道。
この日はちょっとだけ、「歩く側」から「見守る側」へ。
みんなで少しずつ、長い遍路道を守っていく。
そんな一日になりました♪

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