初心者向け|女性ひとり歩き遍路は寂しくない?予定に入れておきたい「ご縁の余白」

「女性ひとりで歩きお遍路って、寂しくない?」

これからお遍路を始めようと思っている女性なら、そんな不安を感じることもあるかもしれません。

私も、ひとりで四国を歩きました。

実際に歩いてみて感じたのは……

意外と、ひとりじゃない!

ということでした。

歩きお遍路をしていると、地元の方から声をかけていただくことが本当にたくさんありました。

バスを待っていると、近くにいたおばあさんから話しかけてもらったり。

駐車場にいると、わざわざこちらまで来て声をかけてくださったり。

そして、普通に道を歩いているだけなのに……

道路の反対側のお家の方から呼び止められることまであります☺️

「お遍路さーん!」

と声がして、

「ん? 私?」

と振り向くと、道路の向こう側から地元の方が声をかけてくださっている。

普通の旅行で、ただ道を歩いていて、道路の反対側のお家の方から呼び止められることって、なかなかないですよね。

そんなことが何度もあるうちに、

四国では私は「ひとり旅をしている女性」というより、「お遍路さん」として見てもらっているんだな。

と感じるようになりました。

そこで私が勝手に作った、歩きお遍路の法則。

「お遍路さんが歩けば、ご縁に当たる。」

バス停でも。

駐車場でも。

歩いている道でも。

ときには道路の向こう側からでも(笑)

ご縁は、どこからやって来るか分かりません。

ここで、ひとつお伝えしておきたいことがあります。

地元の方が、お遍路さんを長々と引き止めるわけではありません。

むしろ、

「お遍路さんは今日の予定を組んで歩いているだろうから、あまり時間を取らせてはいけない」

と、こちらの時間を気遣ってくださる方が多くいらっしゃいました。

少しお話をすると、

「じゃあ、気をつけてね」

と送り出してくださる。

その心遣いも、とてもありがたかったです。

一日に何人もの方から声をかけてもらうことも

ただし……

一日に声をかけてくださるのが、一人とは限りません。

朝、バスを待っていたら一人。

歩いている途中で、また一人。

休憩していたら、今度は別の方。

そして道路の反対側から、

「お遍路さーん!」

一つひとつは、ほんの短い会話かもしれません。

でも、

お遍路さんが歩けば、ご縁に当たる。

一日に何人もの方とお話しする日もありました。

そして時には、お互い話が弾んで……

ちょっと長話になることも🤭

時計を見て、

「あれ? もうこんな時間!?」

なんてこともありました。

歩きお遍路では、ある程度スケジュールを考えて一日を歩きます。

次の札所まで何km。

何時ごろ到着するか。

お参りと納経にどのくらい時間が必要か。

バスや電車を使うなら、その時刻も確認。

自分では、

「よし!今日の予定は完璧♪」

と思って出発します。

でも、その予定表には……

「地元のおばあちゃんとお話しする時間」は書いてありません。

ましてや、

「今日は何人の方から声をかけてもらうか」

なんて予測できません。

でも私は、こういう時間を「予定外だから困る時間」とは思いませんでした。

せっかく声をかけてくださったのだから、お話も楽しみたい。

その土地で暮らしている方と交わした何気ない会話。

「頑張ってね」

「気をつけてね」

と送り出してもらったこと。

そんな出来事が、札所の思い出と同じくらい、今でも心に残っています。

初心者におすすめ!一日の予定に「ご縁の余白」を

だから、これから歩きお遍路を始める方におすすめしたいのが、

一日のスケジュールを詰め込みすぎないこと。

歩く時間だけを計算して、

「このペースなら次の札所にも間に合う!」

とギリギリの予定を組んでしまうと、思いがけないご縁が生まれたときにも、時計ばかり気になってしまいます。

もちろん、余裕が必要なのは人との出会いだけではありません。

途中で休憩したくなることもある。

思ったより坂道に時間がかかることもある。

道を確認するために立ち止まることもある。

そして……

話が弾んでしまうこともある😃

だから私は、一日の予定に最初から、

「ご縁の余白」を入れておく

ことをおすすめします。

これは、

「誰かに時間を取られるから」

という意味ではありません。

むしろ反対です。

せっかく生まれたご縁を、時計を気にしすぎず楽しむための余白です。

歩く時間。

休憩する時間。

お寺でお参りする時間。

納経する時間。

そして予定表には書けない、

「今日は誰と出会うかな?」の時間も少しだけ。

特に納経時間や公共交通機関の時間が関係する日は、余裕を多めに取っておくと安心です。

そして、地元の方から何度も声をかけていただくうちに、私自身の気持ちにも少し変化がありました。

「私も、お遍路さんの一人なんだ」

という責任感です。

白衣を着て、菅笠をかぶって歩いていれば、私のことを知らない方から見ても「お遍路さん」です。

自分の何気ない振る舞いが、その方にとっての「お遍路さんの印象」になるかもしれません。

だからこそ、

挨拶をする。

感謝を伝える。

親切にしていただいたら、きちんと「ありがとう」を伝える。

どれも特別なことではありません。

でも、お遍路さんとして四国を歩いているからこそ、私はいつも以上に大切にしたいと思っていました。

声をかけてもらえることも、親切にしていただくことも、決して当たり前ではありません。

四国で何度も感じた地元の方の温かさに、自分も気持ちよく挨拶や感謝を返せるお遍路さんでいたい。

そんな気持ちで歩いていました。

女性ひとり歩き遍路は「ひとり=孤独」ではありませんでした。

もちろん、女性ひとりで歩く以上、安全面への注意や事前準備は必要です。

でも私自身が歩いてみて感じたのは、

「ひとりで歩くこと」と「孤独な旅をすること」は、まったく同じではない

ということでした。

むしろ、ひとりだったからこそ声をかけてもらえたこともあったのかもしれません。

バス停で話したおばあちゃん。

歩いている私を応援してくれた人。

道路の反対側から呼び止めてくれた人。

「気をつけてね」と送り出してくれた人。

ほんの数分の会話もあれば、話が盛り上がって長話になったことも🤭

そういう予定表にはなかった時間まで、全部ひっくるめて私のお遍路の思い出です。

お遍路さんが歩けば、ご縁に当たる。

だから、これから歩きお遍路を始める方には、

一日の予定に、ちょっと多めの「ご縁の余白」を♪

札所を予定通り巡ることも大切。

でも、道の途中で生まれたご縁も大切。

「今日は誰と出会うんだろう?」

そんな予定表には書けない楽しみも残しながら、四国を歩いてみてください♪

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